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花より男子二次小説
ちょっぴり切ない物語

Lily of the valley

初めに必ずお読みください

はじめまして。管理人のすずらんと申します。花より男子。何年経っても色褪せないとでも言うのでしょうか。素敵な世界ですよね。原作は実家に置き去りで何年も読んでいませんが、ドラマの再放送が始まるとついつい見てしまいます。そして、どういうわけか二次の世界に辿り着きました。そしてそして。このようなブログを立ち上げてしまいました。勢いだけで作っただけあり、なかなか陽の目を見ることが出来ずに今日に至ります。みな...

事件です! お稽古編 後編

類と総二郎が言いあいを始めたところで、あきらはつくしに向き直る。「牧野。ダンスもマナーもいろんなことが身に付くんだ。姿勢だってよくなるし、社会に出た時に困ることだってない。いらないっていうことはないんじゃないか?」それを聞いた類と総二郎は言いあいをピタリとやめ、右に同じくつくしと向き合う。「牧野、語学はこれから先どんどん必要になるよ」「牧野、茶だってそうだ!続けてればお前の粗野なとこなんかきれいさ...

事件です! お稽古編 前編

司と真剣に付き合うことになった時から始まったつくしの稽古事は音信不通になった今でも続いている。類はフランス語をはじめとした語学、あきらはダンスとマナー、総二郎は職種を生かし茶道。どれもつくしには有りがたい。けれど一方で心苦しい日々が続いている。この日はあきらのダンスとマナーの稽古日。といってもこのあきらの稽古。これはほぼ夢子ママ&双子に乗っ取られ、マナー講座という名の食事会に転じている。楽しい一時...

天使の願い 32

待ち合わせ場所のレストランに着いた桜子はため息をつく。『今日も…ですか……』無駄と知りつつも席に着き待つこと30分。桜子はため息をつきながらバッグの中を探りスマホを取り出し操作する。「もしもし、三条です。…はい…はい……では伺います」スマホをバッグに戻すと桜子は立ち上がる。三条桜子を待ちぼうけさせる男。その男はデスクと向き合い、黙々と仕事をこなしていた。「三条様からお電話をいただきました。これからお見え...

天使の願い 31

「専務。三条さまがお見えになりました」「あぁ……通して」あきらは手を止めると溜息を溢す。つくしの死後、桜子は定期的にあきらの様子を見に来ている。あきら自身もそれに気付いている。気付いていてもこればかりはどうしようもない。どうにか出来る事なら。忘れられる事なら。どんなに楽になれるだろう。つくしがいなくなった事で、あきらは何度そう考えたことだろう。閉ざされていた扉が開き、その向こうに現れた桜子に乾いた笑...