FC2ブログ

Welcome to my blog

花より男子二次小説
ちょっぴり切ない物語

Lily of the valley

初めに必ずお読みください

はじめまして。管理人のすずらんと申します。花より男子。何年経っても色褪せないとでも言うのでしょうか。素敵な世界ですよね。原作は実家に置き去りで何年も読んでいませんが、ドラマの再放送が始まるとついつい見てしまいます。そして、どういうわけか二次の世界に辿り着きました。そしてそして。このようなブログを立ち上げてしまいました。勢いだけで作っただけあり、なかなか陽の目を見ることが出来ずに今日に至ります。みな...

天使の願い 50

ノートを一通り読んだつくしは傍らにそれを置き、また小窓を手に取った。その中には車に乗り込む二人の姿が映っている。つくしはあからさまにほっとため息をついた。そしてその瞬間、何か、が分かったような気がしていた。小窓を通して映すF4の姿。そこに並ぶのは決まってつくしもお馴染みの誰か。司であれば滋、総二郎であれば優紀、恋愛に発展しそうもないが類であれば桜子。気心知れた友人が支えてくれていたのだ。それに比べ...

天使の願い 49

つくしは黙ったまま小窓をずっと眺めていた。仕事帰りのデートの待ち合わせだろうか。そこにはダークグレーのスーツを身に纏い、ホテルの最上階のバーでグラスを静かに傾けるあきらがいた。暫くその姿を見ていると一瞬だけさっと手を上げ微笑む。つくしは反射的にその視線の先を見る。歳はつくしと同じくらいだろうか。目鼻立ちの整った所謂美人タイプ。すらっとしたスレンダーな体系につくしは思わず自分と比較してしまう。合流を...

天使の願い 48

一体いつからこうして自分の心配をしてくれていたのか?死して尚、心配をかけているのか?つくしは情けなさに襲われた。ここから見守っていこうって決めたのにな…つくし自身がそう決めてからは落ち込むような事はそうなかった。しかし繋がりが希薄になっていく今、知らず知らずのうちに気落ちしていたのかもしれない。スーッ…ハァーッ…空を眺め呟く類をみつめながら、つくしは大きく深呼吸をした。「類、ありがとう!!私は大丈夫...

天使の願い 47

食い入るように小窓を覗いていたつくしだが、やがてそれをそっと隣に置くと壁に凭れてぼんやりと頭上を眺める。小窓の中には桃色の光を放つ優紀と薄い緑色の光を総二郎がいた。二人の言動や当人達の纏う空気から、総二郎と優紀の間に新たな何かが生まれているのは明らかだった。優紀の強さと優しさに癒されたのかな…心の傷は簡単に癒える事はない。けれどもそれを補う何かがあれば話は別だ。総二郎にとってのそれが優紀という存在...